Aspettami ancora!

アスペルガー症候群当事者(双極性障害ぎみ、障害者枠でお仕事中)が思ったことを書くブログ。

早期診断と自己肯定感

そんなにサンプル数が多いわけではないので、確実なことではないのですが。

私の周りの発達障害の人を見ていると、早期診断を受けた人は、「発達障害である」ということ自体で自己肯定感が下がっていないような気がしています。

私が知っているのは障害者雇用を選択している人ばかりなので、何らかの困りごとや社会の中でうまくやっていけないことはあったはずです。

それでも、その失敗体験で自分自身の価値まで低下させてしまっていないような感じがしました。

自分のせいとしてやみくもに自責してしまうのではなく、あくまでもこのような特性があるからだ、と、きちんと切り分けができています。

対して、私は大学生の時に診断を受けましたが、それまで周囲とのコミュニケーションの不全を全て自分という存在が悪いせい、と自己否定につなげてしまっていました。

その癖が簡単に治ることはなく、今でも失敗をするたび、障害のせいではなく、自分そのものが悪い、不要な存在だ、と反射的に思ってしまいます。
自分はこういうことが苦手で、だから仕方ない面もあって、と考えられるのはしんどさも底をついた頃です。

なんというか、罪を憎んで人を憎まず、という言葉に通じるようなものを、早期診断を受けた知り合いからは感じます。
それは、一種の悟りというか諦めなのかもしれませんが。

想像するに、小さい時から同じ失敗をしてきたとしても、自分にはこのような特徴があるからだと理由を分かっているのと、全く何も分からず下手すればお前のせいだと責められるのとでは、大分失敗や自分というものに対する捉え方が変わってくるのではないでしょうか。

子どもに対する早期診断にはデメリットもあるのだとは思いますが、うまくいけばこういうメリットにつなげられるのかなと思いました。

障害者雇用は運次第

障害者専門の就労支援施設に通って、障害者枠で働いて、強く感じたことがあります。

それは、障害者雇用は必ずしも障害がある人にとっての楽園ではなく、うまく定着できるかどうかは、かなり運の要素が強いものだということです。

特に、発達障害者にとってはそれが強く当てはまると思います。

そもそも、障害者雇用を謳っているからといって、そうした職場やそこに勤めている人の全てが、発達障害精神障害に理解があるわけではありません。

そして、企業の側に、私たち一人ひとりの細かい困りごとやニーズに合わせて対応してくれることを望むのは、コスト的にとうてい無理な話です。

いくら特性を説明できて、就職先の理解があったとしても、必ず理解のギャップや、分かってはいるけれど合わせきれない点は生じるようです。

そこでは、私たちが我慢をする必要がどうしても出てきてしまいます。

また、同僚である他の障害者との間にも、トラブルが起きてしまうこともあります。

障害者どうしなら必ず思いやり合えるということは、残念ながらなくて、やはりそりが合わない相手もいます。

私が知っている中には、障害者雇用で就職したものの、職場の誰も扱い方がわからず放置されて、退職を余儀なくされた人がいます。

また、とりあえず勤め続けてはいるけど、重大な人間関係のトラブルを抱えてしまって悩んでいる人もいます。

私は、障害者雇用にも大なり小なり問題はあることを理解し、明るくはない将来の見通しや決してよくない待遇も十分に検討した上で、障害者雇用という道を選択すべきだと思います。

特に、これから進路選択が可能な学生さんには、自分がどのような姿で社会に参加するのか、じっくりと考えて決めて欲しいです。

さて、ここまで悪いことばかり書いてしまいましたが、障害者雇用でいい職場に入れれば、きちんとした配慮を受けながら、(生計を立てられるほどではないと思いますが)それなりの給料がもらえる可能性もあります。

丁寧に調べることや、なるべく多くの情報源とつながることで、よい職場にめぐり合える確率は上がると思いますが、やはり最後は運なのではないでしょうか。

その点は、一般就労の新卒学生の就活と同じなのかもしれません。

障害者雇用に過度の期待をせず、かといって絶望もせず、もしそれが最善の道であるなら、運を天に任せて進んでみるしかないのだと思います。

しゃべれない子どもだった

外でしゃべれない子どもでした。

家ではしゃべりすぎるくらいしゃべるのに、よく知らない大人とは全くしゃべれませんでした。

一緒に過ごしている時間が長い大人に対しても、怖さを感じれば声が出なくなっていました。

幼稚園で、先生に怒られているときにしゃべれなくなり、謝らないというので余計怒られたことがあります。

もともとアスペルガー症候群のためにコミュニケーションにかかるコストが高いところに、恐怖を乗り越えるというストレスが重なって、支払えるエネルギーの量を超えてしまったのだろうと思います。

年とともに、コミュニケーションのコストがちょっとずつ下がってきて、多少は度胸もつき、今では日常生活で困るようなことは、そんなにありません。

ただ、店員を呼び止める時のように、一時的に大きいエネルギーを出して目立たなければいけない時は、いじめられっ子のトラウマが発動するのでちょっと大変です。

ちなみに、名前がわかるくらいに付き合いのある人の中で、私が最後までまともにしゃべれなかったのは、母親がものすごく恐れていた、父の妹でした。

なんだか、母親と自分がいかに分離できていなかったかを示しているようで、嫌な話です。

もっと怖い父方の祖母は、話すことができるようになる前に亡くなってしまいました。

彼女の葬儀で感じたことをきっかけに、父方の親戚と話すことができるようになったのですが、教養とセンスに恵まれた祖母の前で、一度も話らしい話をしたことがないのが、返す返すも残念でなりません。

いわゆる場面緘黙とは違うと思うのですが、そういえばそんなこともあったなと思い出しました。

新月なんだから今日始めればよかった

占星術クラスタとして不覚なことに、今日が新月だというのを忘れていました。

だったら今日ブログを始めればよかったと、ちょっとだけ後悔しています。

しかも獅子座の新月なので自己表現をするにはぴったり…二重に悔しいなあ。

もし、自分を大切にするとか、自分を表現していくことをもっとやってみたいと思っている人がいたら、今日そういった活動を始めたり、計画を立てたり、お願い事をしたりするといいです。

私はこのブログで自己表現をして、たくさんの人に読んでもらうためにはどうしたらいいか、どんなことを書いていくか、計画を立ててみようかな。

そういえば獅子座に個人天体がある人って、ぱっと思いつく限り身の周りにいないのだけど、どんな感じなんだろうか…。

キウイの朝

朝ごはんをほとんど食べられません。
食べると吐いてしまうからです。

かろうじて果物を少しなら食べられるので、薬を飲むためになんとか口に入れています。
今朝はキウイを食べました。

朝ごはんが食べられないのは平日だけで、休みの日は重ためのものでも普通に食べられて、気持ち悪くもならないので、きっと会社に行くことがストレスなんだろうなと思います。

高校生の頃から、朝はずっと吐き気と腹痛との戦いだったのですが、そのころは自分の状況をあまりおかしいと思っていませんでした。

というより、改善するためにストレスを断つか食べるのをやめるという発想がありませんでした。

そこから、いくつかの「行かなくてはいけないところ」への所属を経て今の会社に勤めていますが、その状態は変わりません。

なんだか、体から「あなたは社会生活に向いていないんだよ」と言われているようでちょっと悲しいです。実際、そういうことなんだろうとは思いますが。

とはいえ、季節の果物を食べるのは楽しいなと感じるので、果物だけの朝ごはんもなかなか気に入っています。

この前までは桃をよく食べていました。
これからは葡萄かもしれないけど、食べる手間がかかるので好きではないです。
一番好きな果物は林檎なので、はやく林檎の季節にならないかなと思っています。
王林おいしいですよね。

新しく自己紹介

新しいブログを始めたので、新しく自己紹介をします。

 

アスペッタミといいます。よろしくお願いします。

大学のイタリア語の授業で、偶然出てきた文の音と意味が気に入ったのでハンドルネームにしました。

Aspettami、「私を待ってください」という意味です。たぶん。

人に呼んでいただくときには、呼びづらくて申し訳ないなあと思います。

 

アスペルガー症候群(今は自閉症スペクトラム障害と言った方がいいのでしょうか)があります。

ADHD傾向があるとも言われています。

また、アスペルガー症候群の症状の一つとして、双極性障害のような気分の変動があります。

だから、気分を安定させる薬をいくつかと、ストラテラを飲んでいます。

 

アスペルガー症候群の診断は、大学2年の時に受けました。

友達ができにくくて、学校ではいつも一人だったので、なんかおかしいなあと思っていたら発達障害者でした。

その後、就活のストレスなどで鬱状態になり、大学を2年留年しました。

今は精神障害者として、障害者枠で事務の簡単なお仕事をしています。

 

好きなものは小説と、鉱物と、占いやスピリチュアルなもの、アロマです。

不思議なもの、現実とは違う世界を見せてくれる強くてきれいで優しいものが好きです。

 

難しいことや発達障害全体のことを考えるのは得意ではないので、自分のことやなんとなく思ったことを気が向いたときに書いていきます。

 

お付き合いいただければ幸いです。

はてなブログはじめてみました

アスペッタミです。
アスペルガー症候群で、ADHDっぽくて、双極性障害のような症状があります。
障害者枠で事務の仕事をしています。

今までfc2ブログを使っていましたが、なかなかPCを立ち上げることも少なくなり、スマホから更新しやすそうなはてなブログを試しに始めてみることにしました。

調子が良さそうだったら、こちらに移行していきたいと思います。